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2008.09.05
「長野県飯山市 森林セラピー基地・見学会に行ってきました 3 最終回」


竃のある土間もあって、生活感さえも漂う阿弥陀堂が実は映画のために作られたセットと聞いてビックリ。どこから見ても築50年は経つ、古いお堂そのものです。セット作りのスタッフの職人芸に感心しました。前回書いたストーリーは映画サイトからパクったもの(笑)。往きの車内で途中で終わってしまったビデオの続きを、その後は2つの眼でしっかり見ました。主人公の女性医師が都会の激務で心を壊し、パニック障害になるシーンもあり、かなり共感して見続けることができました。自分が感動してすかさずシャッターを押した石仏(2回目に掲載 写真大)が劇中でもアップで現れたり、今見たばかりの棚田も見られたりで実物と合わせて2度感動。この風景にどれだけの力があるかも改めて実感しました。

やや時間をかけて斑尾高原に到着。希望湖と書いて「のぞみこ」はまったく知らない場所でしたが、ここにものんびりと一周できるセラピーロードがあります。石を数段渡った小島、そこから見る湖の風景は今日1番の癒しとなりました。参加者もみな同じ気持ちだったようで、こんなところに穴場発見! でした。またもバスで移動して地元の人が作ったというブナ林フィールドへ。看板も目印もまだ何1つない新しいコースです。入り口のみ急な坂を少しだけ上ると、2人が並んで会話をしながら歩ける歩道が続いていました。
辺りは1面ブナ林。地元の人でさえも「これだけブナ林が続くのは珍しい」と感心するほどです。観光協会の人が「景色は見えないし、退屈かも」と私たちに聞いてきました。確かにその頃僕はやや退屈感を覚えていました。ところが850メートルというコースを行くほどに、他の樹類はまずない、ブナのみがもたらす安心感のようなものを感じました。初めは見えなかった遠くの景色が、葉のすき間からだんだんと見えるようになってきたのも不思議でした。これから足元やベンチの整備をして完成はまだ1、2年先と聞きましたが、その際には多くの人に歩いてもらいたいオススメコースです。
斑尾高原森の家に帰ると、地元のケーキショップの管理栄養士さんがドクターと相談しながら作ったという、デザートが待っていました。ブルーベリーのケーキとトマトのゼリーはどちらも地産地消のメニュー。こちらももちろんおいしく、窓の外から吹き込んでくる風も気持ちよくて最高でした。

今回は飯山市の森林セラピーの3拠点を駆け足で見学しました。どこも、もっと時間をかけて歩きたいポイントばかりでした。地元の人たちはよく勉強していて、説明のセリフはスムーズで笑顔のいい人ばかり。森林セラピーと言えども、やはりキーは“人”になるのでしょう。それと阿弥陀堂の周辺はコースではありませんが、やはりたまらないものがあったことを付け加えておきたいと思います。
飯山の森林セラヒー基地の良さがまだまだ知られていないのは残念。地元でも首都圏にももっともっとアピールして、1人でも多くの都会人を迎え入れてほしいものです。
高原の山頂から、冷気と共に白い霧がスーッと下りてきています。都会では見られない壮大な自然のショーの始まりが、私たちには飯山とのお別れの時間となりました。
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